反政府勢力が首都を制圧しのを祝うシリア人たち　（AP撮影）

８日、シリア国営テレビは、シリアの反政府勢力が首都ダマスカスを制圧し、アサド政権を崩壊させたと宣言した動画を放送しました。これに先立ち、反政府勢力は8日、占拠したとみられる国営テレビを通じて「首都ダマスカスは解放された。独裁者アサドを打倒した」と宣言しました。

一方、中東の衛星テレビ「アルアラビーヤ」は8日、アサド大統領による独裁政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスで、イラン大使館に武装集団が侵入したと報じました。

このような状況の中で、シリア担当のペデルセン国連特使は、安定した包摂的な未来に向けたシリア国民を支持用意があると明らかにするとともに、全てのシリア人に対し、対話、統一を優先し、国際人道法と人権法を順守するよう促しました。